カンボジアの不動産への投資をするにあたり、カンボジアが一体どんな国なのか、どんな都市があるのか見ていきましょう。投資の対象国を知る事は大切です。
カンボジアの首都は「プノンペン」です。
まずプノンペンと、プノンペンの不動産に関する基本的な事柄を確認していきます。
ここではプノンペンに関する基礎知識を見ていきましょう。
プノンペンはカンボジアの首都に定められています。
プノンペンは特別市であり、特別市は更に7つの区に分かれています。
更にその下には、「サンカット」と言われる、日本の“町”に相当する地方自治体があります。
面積 約290㎢(市街地は縦横5㎞程)
人口 約183.5万人(カンボジア全土の総人口の約12%)
近年では、地方からの若者の流入が続いており、籍を移していない人も非常に多いと言われています。
よって実際の人口は、実際の公式発表よりも多いのです。総人口に占めるプノンペンの人口の割合も多いという事です。
更に、これから都市化がより進んでいきますと、人口は今後も増えると言われています。
首都プノンペンと言っても、その内部は地域ごとに特徴があります。
ここから、プノンペン特別市の中の①トゥール・コーク地区、②チュロイ・チョン・ワー、③オリンピックスタジアム、④ダイアモンドアイランド、⑤ボンケンコン地区の5つの地域を詳しく見ていきます。
場所は、プノンペン北部にあります。
新興住宅地区で、富裕層が多く住むエリアです。
2013年に韓国資本により開発された複合商業施設が既にオープンしていますが、
他に目立った大規模施設はありません。
現在も多くの開発計画が進められています。中でも南東部にあった湖の埋立地周辺の開発が顕著です。
東京でも東京湾の埋立地周辺は開発が顕著ですよね。この地区もどのような地域に開発されていくのか楽しみでもあります。
日本でもお馴染みのイオンモールの2号店の計画もその一つで、2018年にオープンすると発表されています。
場所は、トンレサップ川とメコン川の中州にあります。中州ですが、対岸には市街地が建ち並び、2本の橋でつながっています。この2本の橋は、通称で日本橋や中国橋と呼ばれています。
現在は、5つ星ホテルの開発があります。
今後、銀行系デベロッパーが「チュロイ・チョン・ワーシティ」という大規模開発を予定しています。
日系のサン・ジャポンホスピタルがオープンし話題になりました。
場所は、プノンペンの市街地の中心にあります。
多目的スタジアムで、ワールドカップの予選で使用される事もあります。日本もここで2015年にカンボジア代表と予選を戦いました。
オリンピックスタジアムの北側で、チュロイ・チョン・ワーシティと同じ銀行系デベロッパーが「オリンピアシティ」という大規模な開発を行っています。
イオン1号店の対岸にある島です。
遊園地や巨大な結婚式場があります。
若者の憩いの場となっているようです。籍を移していない若者もこの辺りには大勢いるかもしれませんね。活気がある地域です。
ここでもチュロイ・チョン・ワーシティやオリンピアシティを計画している銀行系デベロッパーをはじめとして、複数のデベロッパーがコンドミニアムや商業施設などの大規模な開発を進めています。
プノンペンで最も開発が進んだ地区です。
外国人用のコンドミニアムやレストラン、小型のホテルなどがあります。
日本人駐在員の多くも居住しています。
現在でも多くの建設プロジェクトが進行中です。
ここではプノンペンの賃料の相場を見ていきます。
市内中心部の一例をご紹介します。いずれも税金、共益費込み、電気代別です。
①事務所用スペース・・・30ドル/㎡
②店舗スペース・・・35~40ドル/㎡
こう見ますと、店舗スペースの方が若干高いですね。
ボンケンコン地区に多くある駐在員用の在宅を参考に見てみます。これらはボンケンコン地区にあるサービスアパートメントと呼ばれるものです。
①1ベッド(50~70㎡)・・・900~1,500ドル
②2ベッド(70~100㎡)・・・1,500~2,000ドル
③3ベッド(100㎡~)・・・2,000~3,000ドル
ちなみにカンボジアで取引されている不動産の多くは、プノンペンのコンドミニアムです。
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